シェア畑で2018年の秋9月~12月末で一体どれだけの野菜が収穫できたのか、まとめてみました。ひと口にシェア畑といっても農園の土の違いや育てる野菜の違い、その年の気候など様々な要因があるため、参考にならない部分もありますが、目安としてお考え頂ければと思っています。
栽培した野菜の条件は以下の通りです。
- 畑の広さは10㎡
ただし、畑の中には4つの畝(うね)があり、その中の1つの畝は、いちごを育てているため、実質は3つの畝での収穫結果になります。 - 期間は、9月下旬に種まきをして、12月末ごろまで収穫しました。
- 育てた野菜は、白菜、かぶ、わさび菜、春菊、大根の固定種(在来種)です。
畝ごとの野菜植え付けのフォーメーションは以下の↓通りです。
さて、これら野菜の収穫量はどうだったかというと…
まずは、白菜の収穫量から
白菜は『松島純二号白菜』という種類の白菜を育てました。上の写真の通り、畝の半分を使って2玉収穫できるように種を蒔きました。白菜の収穫は、12月初旬に1玉、12月末に1玉を収穫しました。この白菜は虫も付かず、病気もなく、まったく手間がかからなくて育てやすい野菜でした。なので、野菜を育てるのが初めての方、ズボラな方におすすめです。ちなみに種は、野口のタネ オンラインショップから購入しました。
下の写真の右側を12月初旬に、左を12月末に収穫しました。写真は12月初旬頃のものです。写真の右手に小さくかぶも映っています。かぶと比較すると分かりますが、白菜はかなり大きくなりました。収穫後の重さは、2.5kgくらいありました。鍋やお雑煮に入れて食べましたが、葉っぱに甘味がありとってもおいしい白菜でした。
一番外側の葉っぱもわずかに苦味がありましたが、普通においしく食べられました。
おまけですが、10月中旬と10月末に間引きした苗を収穫しています。苗はつまみ菜としてお味噌汁などに入れて食べました。
↑10月末に採った白菜のつまみ菜
←10月中旬に採った白菜のつまみ菜
かぶの収穫量は?
かぶは、『早生今市蕪』という種類のかぶです。早生という通り、あまり大きくならない小かぶですが、収穫までが早いことが特徴です。かぶは畝の半分を使い、すじ蒔きを3列にして蒔きました。ちなみに種は、野口のタネ オンラインショップから購入しました。
わさび菜の収穫量
わさび菜は、品種の名前は『わさび菜』です。種はシェア畑に備えてある種を蒔きました。シェア畑にはF1種の種が8割、固定種の種が2割程度備えてあります。わさび菜の種まきは9月下旬で、収穫は10月末から収穫できました。その後、週に1回のペースで収穫し、最後は12月頭の収穫でした。
わさび菜は、畝の半分に1列のすじ蒔きで育てました。
最初の収穫はこんな感じ↓でした。まだ若いですが、片手鍋いっぱいに収穫できました。
その後は、毎回これくらいの量↓を収穫しました。これでボール1杯分のサラダになります。
わさび菜は、ごま油・にんにくであえたサラダが本当においしいです。ほぼ、毎回このサラダで食べましたが、お鍋や温かいお蕎麦の具に入れてもよく合いました。
春菊の収穫量
大根の収穫量
大根は『亀井戸大根』という種類の大根です。種は、シェア畑に備えてある種を蒔きました。種は8ヶ所に点まきをして最大8本が収穫できるように育てました。大根の種まきは9月下旬で、最初の収穫は11月の中旬で、1週間~2週間間隔で1本ずつ収穫していき、最後は、12月末に収穫しました。ただし、大根は8本の収穫のうち、3本が中が空洞化していていわゆる「す」が入った状態になっており食べられませんでした。なので、最終的な大根の収穫量は、5本になります。1本の大きさは、太さが8~10cm、長さ(根の部分)が30~40cm程度です。
あとは、大根は間引きをしますので、おまけとしてつまみ菜が何度か収穫できます。
ちなみに大根は別の記事で育て方を紹介していますので参考にしてみてください
まとめ
- 10㎡の畑でも種類を限定すれば十分な収穫量の野菜ができる。
- 秋野菜は、9月ごろに種まきして、12月くらいまでに収穫できる。
- 亀戸大根以外はうまく育てられたが、亀戸大根は8本中3本が空洞化してしまった。
- 農業初心者にはシェア畑がおすすめです。
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