スキーストック(スキーポール)の種類と選び方

スキー
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アルペン競技とモーグル競技では同じ身長の人であっても使用するストックの適切な長さに違いがあることをご存知でしょうか。身長別に、アルペン競技とモーグル競技などの基準となるストックの長さをわかりやすく表にしています。

本記事ではスキー初心者向けにストックの基礎知識から選び方、おすすめのスキーストックまでを解説していきます。

 

■スキーのストックとは?

スキーのストックとは、スキーする人が両手に握っている棒状の道具の事です。
スキーのストックは別にポールとも呼ばれます。

 

■ストックが果たす役目とは?

ストックが果たす役目はいろいろあります。主な役目を以下に挙げてみます。

ターン中

ターンのきっかけ、リズムを主導するために使います。

まっ平らな所や登り斜面

スキーは平らな場所や登り斜面では前に進みません。
前に進まない状況下ではストックを突いて進みます。スケーティングという滑り方でも前に進むことはできますが、初心者には難しい方法です。なので、平らな場所、登り斜面ではストックは大活躍します。

 

リフト待ち

リフト待ちで混雑している場合、少し前進したり、緩い下り斜面で前の人にぶつからないようにその場に停止していたい場合があります。少し前進したい場合、斜面でその場で停止したい場合にストックが活躍します。

 

ストックを持たないで滑れるか?

ストックを持たないで滑る事は可能です。ストックを持たないスタイルを好む人がいますし、ストックを持たずに滑る練習法も存在します。

 

■スキー競技によるストックの長さの違い

実は適性なストックの長さはスキーの競技によって変わってきます。身長170cmの男子だとアルペン競技では、115~120cm辺りのストックが平均的な長さです。しかし、モーグル競技では同じ身長の170cm男子が使うストックは、100cm~105cmとアルペンよりもずっと短い長さが使われます。

なぜなら、モーグルとはコブを滑り降りる競技ですが、ストックを突くタイミングがコブの凸を吸収したやや後になります。すなわち、膝が曲がり低い姿勢の時にストックを突くため、アルペン競技の長さだとうまく突けないか、突けてもコブに弾かれバランスを崩してしまうのです。

基礎スキーは、アルペン競技とほぼ同じ長さのストックが使われますが、競技種目によってストックの長さを微妙に変えている場合があります。具体的には、大回りでは長め、小回りでは短めとする傾向があります。

 

■ストックの種類

材質

ストックの材質はカーボンとアルミニウムがあり、それぞれの特長は表の通りです。

  メリット デメリット
カーボン 軽い アルミニウ
ムと比べる
と高価な
傾向がある
アルミニウム 重い
ただし、
ハイエン
ドモデル
は軽い
カーボンと
比べるとリ
ーズナブル

 

機能

スキー用のストックには長さが一定である固定タイプと長さを変えることのできる伸縮性機能が備わっているモデルがあります。

他に、スキーのストックはストラップを手首に回した状態でグリップを握りますが、転倒時など衝撃があったときにストラップが自動的に外れ、ストラップから受ける手首へのダメージを弱める機能が備わっているモデルがあります。

 

有名なメーカー・ブランド

スキーのストックは国内外の様々なメーカー・ブランドが製造しています。ストックを専門的に開発・製造している有名なメーカー・ブランドを紹介しておきます。

国内では、シナノ、キザキ、がストック・ポール専門のメーカーです。
海外ブランド・メーカーでは、LEKI(レキ)やSCOTT(スコット)が有名です。

 

■ストックの選び方

(1)ストックの長さの基準

スキーストックを選ぶときには、まず自分がどんな競技・雪面の状況でスキーをやろうとしているのかで選ぶべきストックがかわってきます。アルペンもモーグルもデモも整地も深雪も滑ってみたいという場合には、伸縮性機能のストックがおすすめです。

モーグル初心者の方で、自分がしっくりくるストックの長さがよく分からないという場合にも、伸縮性機能のストックがおすすめです。伸縮できないストック(=長さ固定タイプ)でも物理的に切断すれば長さを縮めることでの調整は可能です。しかし、ゲレンデのその場では変えられないことや、長くはできないので、やはり伸縮性機能のあるストックの方が都合がよい点が多いです。

逆に、伸縮できないストック(=固定タイプ)は、自分の滑るスタイルが決まっていて、費用をなるべく抑えたい場合におすすめです。

補足すると、固定タイプのストックは、シャフト部分を切断することで短くして長さを調整することは可能です。固定タイプのストックを使ってみたものの、長すぎて引っ掛かる感覚がある場合、スキーショップなどでシャフト部分を切断して短くする加工をしてもらえます。ただし、いったん短くし過ぎてしまった場合、元には戻せない(長くすることはできない)ため、注意が必要です。

下記の表は、身長別に、固定タイプの場合と伸縮式ストックの場合の基準となるストックの長さを示しています。固定タイプの場合には「アルペン・デモ・深雪 etc.」と「モーグル・ハーフパイプ etc.」、「オールラウンド」の3種類でストックの長さを分けています。

「アルペン・デモ・深雪 etc.」では「身長×0.68」を標準的なストックの長さとしています。「モーグル・ハーフパイプ etc.」では「身長×0.61」を標準的なストックの長さとしました。
「オールラウンド」はどんな滑り方、雪面であっても一番マッチしやすい長さという位置づけで「身長×0.65」を標準的な長さとしています。

伸縮式ストックは、モーグル・ハーフパイプの長さマイナス3cm から アルペン・デモ・パウダープラス3cmまでの長さが入る範囲を示しています。

ただし、下記の表は目安であり、各々の滑走スタイルやストックワークによって微妙に最善の長さは変わります。そのため、自分の好みにあった長さに合わせる微調整が必要です。

表:身長別の固定タイプ・伸縮式ストックの長さ

身長(cm) 固定タイプ 伸縮式ストックの長さ
アルペン・デモ・
深雪 etc.
(身長×0.68)
モーグル・
ハーフパイプ etc.
(身長×0.61)
オールラウンド
(身長×0.65)
130 88 79 84 75-95
135 91 82 87 80-95
140 95 85 91 80-100
145 98 88 94 85-105
150 102 91 97 85-105
155 105 94 100 90-110
160 108 97 104 95-115
165 112 100 107 95-120
170 115 103 110 100-120
175 119 106 113 100-125
180 122 109 117 105-130
185 125 112 120 110-130
190 129 115 123 110-135
195 132 118 126 115-140
200 136 122 130 115-140

 

(2)振りやすさ

一般的にストックは長いものより短いものの方がシャープに振ることが出来ます。同じ長さのものでも重心が高い位置である方が振りやすいです。
太さは太いものより細いものの方がシャープに扱えます。エキスパートモデルや高価なモデルは、重心が高い位置で細いタイプが多い傾向があります。

 

■メーカー・ブランド別のおすすめ製品

スキーのストックは国内外の様々なメーカー・ブランドが製造しています。ストックを専門的に開発・製造しているメーカー・ブランドを中心に紹介していきます。

国内メーカー・ブランド

シナノ

国内シェア№1のストック・ポール専門メーカーです。
スキー用のスキーポールを初め、登山用のトレッキングポール、トレラン用ポール、ウォーキングポール、高齢者用ステッキなど幅広い製品を開発しているメーカーです。
本社は、長野県佐久市、創業は1919年(大正8年)の老舗メーカーです。

シナノ FREE FAST

振りさすさ、耐久性を追求した伸縮性のあるスキーストックです。材質にアルミとカーボンを組み合わせ、軽さと強度を兼ね備えたモデルです。

 

シナノ CX-ファルコン

カーボン製のため軽く、リーズナブルなスキーストックです。長さ(cm)は、100、105、110、115、120 があります。

 

 

キザキ

ストック・ポール専門メーカーです。
スキー用のスキーポールを初め、登山用のトレッキングポール、歩ミングポールという独自の特許を取得したウォーキングポール、高齢者用ステッキを開発しているメーカーです。
本社は、長野県小諸市、創業は1961年(昭和36年)です。

キザキ PROCEED TL AL

シャフト部分にアルミ合金材を使用しているリーズナブルな伸縮性スキーストックです。

キザキ PROCEED TL カーボン

カーボンを使用することで、よりスイングバランスを軽量化した伸縮性スキーストックです。

キザキ ジュニア PROCEED TL JR

ジュニア向けのリーズナブルな伸縮性スキーストック。長さ(cm)を、75~105 の間で調整できます。

 

海外メーカー・ブランド

LEKI(レキ):ドイツ

スキーポールに先進的な機能を開発しているストック・ポール専門のブランドです。

LEKI(レキ) HELICON LITE(ヘリコンライト)

アルミ合金を使用した、無段階伸縮・調整式のスキーストックです。

LEKI(レキ) BLUE BIRD VARIO(ブルーバードバリオ)

カーボン素材を使用した、無段階伸縮・調節式のスキーストックです。

 

SCOTT(スコット):スイス

スキーポールを初めとしたスキー用品と自転車用品を開発しているスポーツ用品メーカーです。

SCOTT(スコット) RIOT 16 2-PART

アルミを使用したバックカントリー向けのスキーストックです。転倒時にストラップが手首に引っ掛かると自動的に外れるS.R.Sシステムと呼ばれる安全機構が備わっています。

 

■まとめ

  • スキーストック(ポール)は、競技・種目や滑るシチュエーションによって、同じ身長であっても適切な長さが変わってくる。
  • スキーストック(ポール)を選ぶときは、やりたい競技、滑りたい雪面のシチュエーションをまず考えておくと選びやすい。
  • ストックを専門的に取り扱っている有名なメーカー・ブランドは、国内では、シナノ、キザキ、海外では、LEKI(レキ)、SCOTT(スコット)があります。
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