ニセコ・東急グランヒラフスキー場は、北海道・ニセコにあるアンヌプリ山(標高 1,308m)に広がるスキー場です。
スキー場頂上部ではお隣のニセコ・ビレッジスキー場とつながっていて、特にHanazonoスキー場とは行き来しやすいコース設計になっています。
リフト券も基本的にグランヒラフとHanazonoは共通券となっています。
グランヒラフはニセコ・ユナイテッドに属するスキー場で、一番人気のあるスキー場です。
最新のスキー・スノーボードがレンタルできたり、アーリーモーニングと呼ばれる通常営業より早くからリフト乗車できるリフト券販売など多様なニーズに応えるサービスが展開されています。
グランヒラフの運営は東急リゾーツ&ステイでグランヒラフ側は東急系列のホテルやコンドミニアムが多いです。一方、Hanazonoは香港資本でもある日本ハーモニー・リゾートが運営しており、外資系ホテルが多い印象です。
この記事では、ニセコ・グランヒラフスキー場の特長やデメリット、ランチ情報、リフト券情報などをまとめて解説しています。
グランヒラフスキー場のゲレンデ情報
ニセコ・東急グランヒラフスキー場のゲレンデ基本情報です。
グランヒラフのおすすめポイント
ニセコエリアで人気ナンバーワンのスキー場
「グランヒラフスキー場」はニセコエリアで最も人気のあるスキー場です。
ニセコのメインストリートとも言える「ひらふ坂」の先にあるスキー場です。
ニセコは豪雪地帯でありますが、車道や歩道はロードヒーティングが施され、雪や氷で滑ることがないように配慮されています。
写真の奥に見えるゲレンデがグランヒラフスキー場のアルペンコースの下部です。
ひらふ坂を下った辺り一帯はホテル・旅館・コンドミニアムなどの宿泊施設が多く立ち並んでいます。
たとえば、こちらは左側の建物が「綾ニセコ」、右側が「ザ・ヴェール・ニセコ」。
そして、真ん中の奥に見えるゲレンデがファミリーコースのゲレンデです。
こちらはファミリーコースにあるエースファミリークワッド乗り場側からみた「綾ニセコ」です。
宿泊施設とゲレンデの距離の近さがわかると思います。
この周辺は外国人が経営している飲食店やバーが数多く、お客も含めて外国人が多く、日本にいながら外国リゾートに旅行したかのような雰囲気です。
グランヒラフスキー場の駐車場はこの坂の奥にあります。
ゴンドラも人気で朝9:30でこの行列ができていることもありました。
なお、24-25シーズンからは元々エース第2クワッドセンターフォーリフトだったところがエースゴンドラに架け変わり、1つのスキー場内に2ラインのゴンドラが運用されるスキー場になりました。
グランヒラフスキー場では、レンタルでも上級モデルや深雪用のスキーやスノーボードがレンタルでき、アーリーモーニング(1月のみ)と呼ばれる通常よりも早い時間帯からリフトに乗車できる特別なリフト券があるなど、世界中から訪れるスキーヤー・スノーボーダーの多様なニーズに応えるサービスが展開されています。
広大なゲレンデ
グランヒラフスキー場の総面積は約150haあり、広大なゲレンデ面積です。
グランヒラフスキー場はお隣のHanazonoスキー場との連絡も良く、さらに広く感じることができます。
そのうえ、スキー場外に出るゲートが G3、G4、G5、G9 の4個があり、1日ですべてのコースを滑りまわることができないほと広いです。
林間コースやリフト下の非圧雪ゾーンも滑れます。
上級者コースに入る手前には立て看板があります。こちらは「温泉沢コース」の入り口です。「温泉沢コース」はその名の通り、沢に向かって落ちていく急激な斜度のコースです。
こちらは新設の「エースゴンドラ」と接続する「エース第3ペアリフト」の乗り場です。
ここからは先は森林限界に近づくため、だんだん木々が少なくなっていきます。
写真の右上に見えるのがアンヌプリ山の頂上です。
「グランヒラフ」は昔「ニセコひらふスキー場」という名前でした。
そのときの名残のスキー場看板が残されています。
天気が良ければ、ゲレンデからは常に「羊蹄山」が見えます。
こちらはスキー場上部の「ダイナミックコース」
斜度があり、横幅が広めで滑りごたえのある上級者コースです。
ニセコエリアで唯一、シングルリフトが設置されているスキー場
グランヒラフスキー場の最上部のキング第4リフトはひとり乗りのシングルリフトが稼働しています。
実際に乗ってみると、背もたれも低くてリフトにしがみついていないと落っこちそうで怖かったです。
あと、乗り降りも通常のペアリフトに比べると、お尻をつく瞬間がリフトの動きが止まるので少し難しい感じで中上級者向きと思いました。
このリフトでグランヒラフスキー場の最上部に行くことができます。
このリフトは最上部へ向かうために人気で並ぶことも多く、外国人にも珍しい様子でした。
ランチ
望羊荘がおすすめのレストハウス
グランヒラフスキー場内には至るところにランチが食べられるお店がありますが、おすすめは「望洋荘」です。
なんともかわいらしい山小屋の建物で、ゲレンデの中腹にありアクセスしやすいためか、いつもたくさんのスキー・スノーボーダーでにぎわっています。
難点は、現金のみ、ということ。
クレジットカードや電子決済には対応していませんので、注意が必要です。
そして、食べ物の価格もニセコエリアとしては大変リーズナブルな印象です。
えび天そば(\950)、温泉卵(単品)(\250)、カレーライス(\1,050)など、平均的なスキー場内のレストハウスの価格におさまっていると思いました。
次はキングゴンドラの山頂駅に近い「ヒュッテ・キングベル」です。
メニューはこんな感じ。
ラーメン、カレーなどの定番メニューが並びますが、お値段はニセコ価格です。
次は、グランヒラフスキー場の巨大スキー型温度計モニュメントのすぐとなりにある「エースヒル」
メニューは、パスタ、ピザを中心としたイタリアンです。
ここでは休憩に立ち寄り、ホットチョコレートをいただきました。
最後はファミリーコース前、高級コンドミニアムの「Niseko Kyo」内にある「Shirakaba by Naniwa亭」です。
味はおいしかったです。
ただ、サーモン丼のサイズが思ったよりも小さく、値段の割に小さく、、そこが庶民としては少し残念なところでした。
グランヒラフスキー場内には上記で紹介したお店以外にもたくさんのランチ店があります。
Hanazonoエリア側にもお店があります。
グランヒラフの場外
グランヒラフスキー場が人気の理由のひとつはアンヌプリ山の場外コースのパウダーを存分に楽しむことができることがあります。
天気の良い穏やかな日は、みんなこぞってハイクアップしていきます。
グランヒラフスキー場のキング第4リフト(シングルリフト)を降りた場所からハイクアップすると「G3」のゲートから場外に出ることができます。
場外のパウダーを楽しむため、ニセコルールを守りつつ、みんなハイクアップしていきます。
こちらは「G4」ゲート。
フリーライドパークも設置されている
ニセコエリアのスキー場では唯一フリーライドパークが設置されています。
設置されている場所は、高原コースの下部でフリーライドパーク専用のリフトがあります。
駐車場は豊富にあるが満車率が高い
グランヒラフスキー場には駐車場はたくさんありますが、人気のあるスキー場のため、他のニセコ・ユナイテッドのスキー場と比べると満車率がかなり高いです。
そのため、グランヒラフスキー場に駐車してスキーする場合は朝早めに行くことをおすすめします。
スキー場に来場する人は、近くのホテル、民宿に宿泊している人は歩き、またはホテルの送迎シャトルバス、ニセコエリアを巡回しているシャトルバスで来場する人も多いです。
グランヒラフスキー場のシャトルバスが停車する場所は一般車両の駐停車もさせてもらえませんので、車で訪れる場合は注意しましょう。
リフト券
グランヒラフスキー場とHanazonoスキー場のリフト券は共通になっています。
そのため、グランヒラフスキー場のみを滑れるリフト券はありません。
逆に、Hanazonoスキー場のみを滑れるリフト券もありません。
なので、グランヒラフスキー場に行く場合は、Hanazonoスキー場も滑れることを念頭に置いておく必要があります。
リフト発券機
ニセコのスキー場はオンラインでリフト券を購入するのが当たり前になっています。
スマホまたはパソコンからオンラインでリフト券を購入します。
その際、購入者はだれか使用者はだれか詳しく入力するようになっています。
リフト券の発券はこちらの機械で受け取ります。
リフト券購入後に送られてくるQRコードをこちらの機械にかざすとリフト券が発券される仕組みです。
なお、リフト券はICカードで2回目以降の利用は初回で使用したICカードにチャージすることで再度利用できる仕組みになっています。
たとえば、初回に3日券を購入し、3日利用したあと、再度1日券を購入する場合、初回のICカードの番号を購入時に入力することで、初回のICカードリフト券をそのままスキー場で使えるようになっています。