ニセコ・アンヌプリ国際スキー場は、北海道・ニセコにあるアンヌプリ山(標高 1,308m)の南西方向に広がる尾根を利用して開かれたスキー場です。
スキー場頂上部ではお隣のニセコ・ビレッジスキー場やグランヒラフスキー場とつながっています。
ニセコ・ユナイテッドに属するスキー場の中ではアンヌプリ山の最も西側に位置するスキー場です。
ニセコは冬シーズンになると世界中からスキーヤー・スノーボーダーが集まる国際色豊かな場所ですが、アンヌプリ国際スキー場は外国人スキーヤーが多い中でもどこか日本のスキー場っぽさが残っているスキー場でもあります。
周辺のホテルは、ニセコ・ノーザンリゾート・アンヌプリなどがスキー場に直結した立地となっています。
この記事では、ニセコ・アンヌプリ国際スキー場の特長やデメリット、ランチ情報、周辺ホテル情報などをまとめて解説しています。
アンヌプリ国際スキー場のゲレンデ情報
ニセコ・アンヌプリ国際スキー場のゲレンデ基本情報です。
アンヌプリ国際スキー場のおすすめポイント
リーズナブルな料金設定
ニセコエリアのリフト料金は高騰していて、ニセコ以外のスキー場と比べると料金系が高い傾向があります。
そんなニセコエリアの中でも、アンヌプリ国際スキー場のリフト料金は、ほかのニセコエリアのスキー場と比較するとリーズナブルに設定されています。
ニセコのスキー場のリフト料金は、アーリーシーズン、レギュラーシーズン、スプリングシーズンと3つの期間で異なる料金が設定されています。
下記の表はレギュラーシーズン(12月中旬~2月末まで)のスキー場ごとのリフト料金を比較したものです。
スキー場 | 4時間券 | 5時間券 | 10時間券 | 1日券 | 3日券 |
アンヌプリ国際スキー場 | - | ¥5,500 | - | ¥6,700 | ¥17,100 |
アンヌプリ・ビレッジ共通リフト券 | - | - | - | ¥8,700 | - |
ビレッジスキー場 | - | - | - | ¥7,800 | ¥20,900 |
ニセコ Hanazonoリゾート | - | ¥6,500 | - | ¥7,300(※1) | ¥21,000(※1) |
ニセコ 東急グランヒラフ | - | ¥6,500 | - | ¥7,300(※1) | ¥21,000(※1) |
ニセコ全山共通リフト券 | - | - | ¥25,000(※2) | ¥9,500 | ¥27,500 |
ニセコ モイワリゾート | ¥8,000 | - | - | ¥8,300 | ¥23,400 |
アンヌプリ国際スキー場は、ニセコグラン・ヒラフやニセコビレッジと比較してリフト料金がややリーズナブルで、家族連れに配慮したコースと施設が整っています。
個人的には共通リフト券は割高な印象で、特段の理由がない限りはアンヌプリ国際スキー場のみのリフト券で十分かと思います。
アットホームな雰囲気
ニセコアンヌプリ国際スキー場は、グランヒラフはなどの他のニセコのスキー場に比べると若干小規模ながらも日本的なアットホームな雰囲気が特徴です。
家族連れや初心者に優しいコース設定が多く、落ち着いた雰囲気の中で滑りを楽しむことができます。
同じニセコエリアのビレッジやグランヒラフはどこか外国っぽい雰囲気やサービスがありましたが、アンヌプリ国際スキー場は昔ながらの日本的なスキー場といった雰囲気で、これが落ち着くのです。
雪質はニセコ品質
アンヌプリ国際スキー場は、ニセコエリアの中でも特に雪質が良いと言う人もいます。
北海道特有のパウダースノーが楽しめ、滑り心地が非常に良いです。特に新雪の降った日には、深いパウダーの中を滑る感覚は格別です。
ニセコ(北海道)のスキー場は本州のスキー場のように人工降雪機(スノーマシン)は使わなくても、十分な積雪があるため、自然の雪だけで運営されています。
これにより、ふんわりとしたパウダースノーを存分に、ある意味贅沢に楽しむことができ、ニセコならではの自然な雪質を堪能できます。
ハイシーズン中に訪れると、夜間に降った新雪が多く残っている日もあり、フレッシュな雪で滑ることができるのも魅力の一つです。
コース幅が広い
アンヌプリ国際スキー場のコースは、全体的に幅が広い部分が多いと感じました。なので、初心者から上級者まで、安心して滑ることができるのが大きな魅力です。
広々としたゲレンデは、滑走中の衝突リスクを減らし、より安全なスキー体験を提供します。また、広いコースはカービングやフリーライディングにも最適で、自由に滑る楽しさを満喫できます。
場外ゲートがたくさんある
アンヌプリ国際スキー場には場外ゲートが複数あります。
えぇ沢ゲートをはじめとして、上から G2、G1、G8、G7 の4つの場外ゲートが存在しています。
ニセコエリアのスキー場はスキー場外での滑走も自己責任のもとで認められています。
ナイター営業が19:30まで
アンヌプリ国際スキー場では、ナイター営業も充実しています。毎日19:30まで滑走可能なため、昼間に滑る時間が足りなかった方や、夜のゲレンデを楽しみたい方にもぴったりです。
特に、雪が降り積もった日のナイタースキーは、幻想的な雰囲気の中で滑ることができ、特別な体験となります。
ちなみに、ナイター営業が 19:30 までというのは、ニセコエリアのスキー場の中で一番長い営業時間です。
安全情報がしっかり
アンヌプリ国際スキー場では安全情報の提供が充実していて、スキーヤー・スノーボーダーに注意喚起しています。
ランチ
スキー場内には複数のレストハウスがあり、山麓に2つ、中腹に1つあります。
各レストハウスでは、地元の食材を使ったメニューも提供されており、北海道ならではのグルメを楽しむことができます。
山麓にあるレストハウスは、「ヌックアンヌプリの2階」と「レストハウス(無料休憩所)」です。
「レストハウス(無料休憩所)」の方が庶民的な雰囲気です。
ゲレンデ中腹にある「ぱらだいすヒュッテ」は飲み物・軽食がいただけます。
おすすめは「ホット・チョコレート」で、寒さで
アンヌプリ国際スキー場のデメリット
ゴンドラ・リフトが強風で止まる
北海道特有の天候で、雨の日や風の強い日にはリフトやゴンドラが運休することがあります。特に強風が吹くと、ゴンドラが止まることがあるため、天気予報を確認してから訪れることをおすすめします。
アンヌプリ国際スキー場はニセコエリアの他のスキー場と比べて、強風によるゴンドラ停止が多いように感じました。
朝一でアンヌプリ国際スキー場に行き、スキー場全体がクローズ状態となっていたことがありました。仕方なく、グランヒラフに移動したところ、同じように強風ではありましたが、リフト・ゴンドラはなんとか動いていたことがありました。
もしかすると、安全基準が各スキー場で違うことなども影響しているかもしれませんが、、
ゲレンデ紹介
効率良く山頂を目指すならゴンドラがおすすめです。
山頂まではゴンドラ+リフト1本でスキー場のトップまで行けます。
ゴンドラでなくても、リフト4本を乗り継いで山頂まで行くこともできます。
ゴンドラはやっぱり人気があり行列ができることもあります。
待たずに乗車するには朝一がおすすめです。
リフト券と割引情報
アンヌプリ国際スキー場では、リフト券の種類が豊富で、利用時間に応じたチケットやファミリー向けのパックも用意されています。
ニセコエリアのスキー場は基本的にWebからリフト券を購入し、初回は自動発券機でICカードを入手する方法になります。
2回目以降は初回のICカードにチャージして使うみたいな使い方になります。
また、オンラインで購入すると割引が適用される場合もあります。事前に公式サイトで確認し、お得にリフト券を入手するのがおすすめです。
アンヌプリ国際スキー場の場合、確認できていませんが、最寄りのコンビニに割引きのリフト券が販売されているという情報もあります。この辺りは、他のニセコエリアのスキー場とは違っておすすめポイントではあります。
アンヌプリ国際スキー場の直結ホテル
アンヌプリ国際スキー場には、ゲレンデ直結のホテルがいくつかあり、スキーイン・スキーアウトが可能です。
アンヌプリ国際スキー場に徒歩圏内のホテルを2つ紹介します。
- ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ
ニセコノーザンリゾート・アンヌプリは、ゲレンデに直結したリゾートホテルで、スキーイン・スキーアウトの利便性を提供しています。モダンで快適な客室をはじめ、温泉施設やレストランも完備しており、リラックスした滞在が楽しめます。ファミリー向けのプランやパッケージも充実しており、家族旅行にも最適です。ただ、外資系ホテルのため、外国人の利用者が多く、お料理やサービスは若干日本の文化とは異なるといった趣旨の口コミもありました。 - いこいの湯宿 いろは
ややゲレンデから離れた場所になりますが、十分徒歩圏内のホテルです。館内はきれいで客室は和風ながら洗練されていておしゃれな雰囲気です。食事面では北海道ならではの食材が使われ、口コミでは量が少なめという声もありましたが、美味しいという意見が多かったです。子ども用の椅子など子ども連れのファミリーに支持を受けている印象のホテルです。
これらのホテルは、ゲレンデに徒歩での移動が可能で、スキーやスノーボードをできる限り、最大限に楽しみたい方にとって理想的な宿泊先です。