水上高原スキーリゾートは群馬県のみなかみ町にあるスキー場です。
みなかみ町にはほかにも奥利根スノーパークや水上宝台樹スキー場などのスキー場があつまっている地域でもあります。
水上高原スキーリゾートは、リフトが4機と小規模ながら、枝分かれしていくコース設計により飽きにくい印象があり、いろいろな斜面を楽しめます。
スキー場上部の急斜面コースは、非圧雪のパウダーゾーンが多彩です。雪が降った翌日は朝早くからパウダーフリークが集まります。
スキー場直結ホテル「水上高原ホテル 200」などの宿泊施設や、日帰りスキー客向けのスキーセンターなど、設備が揃っています。
駐車場はロードヒーティングされており、駐車場の雪は帰る頃には溶けていたりします。
女性なリフト券が無料となるレディースデーや、スキー客なら誰でも無料で入浴できるお風呂があるなど、いろいろなお得サービスがあります。
この記事では、水上高原スキーリゾートを実際に滑って体験してみたゲレンデ情報、ランチ、道路、その他宿泊に関する情報をまとめています!
基本情報
- コース数:12。初級40%・中級30%・上級30%でバランス良し。
- リフト:4本(クワッド1+ペア3)。リフトは少な目ですが、そこまで混雑している印象はありません。
- 非圧雪(完全ノンコン)コースが2本:「熊ぼっこす」「熊つっとす」。最上級の「ももんが」は最大斜度34°で、降雪時は早朝から深雪パウダーを求めるスノーボーダーが集まります。
- 最長級のファミリー動線は約2.5km。「すいすい」→「ダンダン畑」をつないでゆるーくロングクルージングできます。初心者コース。
ゲレンデ紹介
スキー場の最上部が上級者向きの急斜面、山麓部は初心者でも安心の緩い斜面の構成になっています。

こちらは、「みなかみクワッド」リフト乗り場付近で、右手に見えるのは、初心者コースである「ダンダン畑コース」です。
「ダンダン畑コース」は適度に緩い斜面でうねりもなく、初心者に最適なコースです。

みなかみクワッドは約1,000mあり、中腹まで接続しています。
水上高原スキーリゾートのコース設計は、1本のリフトから複数のコースに枝分かれするような感じになっています。
このみなかみクワッドを降りると、上級者コース「ももんがコース」と、中・初級「すいすいファミリーコース」にわかれます。さらに、中・初級「すいすいファミリーコース」の先で、中級者「グランドコンコース」とわかれています。

上級者コースの「ももんがコース」です。
まず、非圧雪です。朝一はパウダースノーを楽しめることがありますが、時間が経つに連れてボコボコしてきます。
そして、谷地形なので、コース幅が狭くて両サイドがゆるやかに壁になっています。
さらに、うねりもあり、かなり難しいコースとなっています。

上級者コースの「熊ぼっこすコース」です。
こちらも非圧雪&急斜面です。

深雪なため、スマホ落とすと見つからないよ的な注意が掲示されていました。

確かに結構な急斜面で、横から見てみるとこんな感じです。
かなりの急斜面のため、「初心者の方はご遠慮願います」と先ほどの掲示板に書かれています。
それではリフトで上がってしまった初心者はどうすればいいのかというと、このコースの端にくねくねした迂回コースがあるので、そこを滑ることになります。

雪が降った翌日は朝から、この深雪パウダーを求めて人が集まります。
なので、昼頃にはボコボコした雪になってしまいます。

下から見上げるとこんな感じ。


第2ロマンスリフトです。

第2ロマンスリフト降り場。

第2ロマンスリフトを降りた直後。

第2ロマンスリフトを降りたら、奥の上級者コースに行ってみます。
例によって、スマホ落とすな、初心者はご遠慮願うの掲示板があります。

深雪、非圧雪で、うねりのある斜面でそこそこ滑りにくいです。
ただ、難しい斜面はすぐ終わり、初心者コースである「かもしかコース」に合流します。

「かもしかコース」コース幅もあり、適度な緩斜面で滑りやすいです。圧雪車によるコース整備もされているようでした。

「かもしかコース」と「モンキーダンスコース」

ランチ&休憩のリアル
- ホテル棟のレストラン(白樺ダイニング、かえで等)は雰囲気よし。ただし、宿泊者中心の時間帯は混みやすく、日帰り客だと入りづらさを感じることも。
- 実際にホテル棟のレストランの入り口にはホテルスタッフがお客様を待ち構えている感じがしてスキーブーツのままでは入りにくくスルーしてしまいました。
- 日帰り派の定番は「日帰りスキーセンター」側。フードコート系の「みなかみ食堂」やカフェ「マグノリア」が庶民的です。
- 日帰りスキーセンター内には、無料で利用できる休憩部屋もあり、使い勝手がいいです。
MAGUNORIA(マグノリア)はバイキング形式なので、ゆっくり時間をかけてランチしたい場合におすすめです。
みなかみ食堂は大衆向けのメニューが多いためか、MAGUNORIAよりも混雑していました。


みなかみ食堂で「豚玉丼」を食べました。
味はおいしい方だと思います。

水上高原スキーリゾートには、日帰りスキー客向けのスキーセンターの他に、ホテルもあります。
ホテル内のレストランでランチすることも可能だとは思います。
しかし、いざ行ってみると、スキーブーツのままレストランに入ることがやや場違いが感じがして撤退しました。他のお客はみんな普通の靴を履いていて宿泊客が利用している雰囲気でした。
滑ったあとが最高:日帰りセンター“無料のお風呂”

水上高原スキーリゾートの日帰りスキーセンター内には、温浴設備があります。温泉ではないそうですが、スキー場リフト利用客であれば誰でも無料で入浴できます。
アクセス・駐車・足回り
- 駐車場は無料。スキー場近くの駐車場の場所は大きく「日帰りセンター」と「水上高原ホテル200宿泊者用」で分かれています。それぞれ距離があるため、日帰りの無料の巡回バスが運行しています。
- 路面環境:アプローチ道路は融雪設備(融雪パイプやロードヒーティング)の整備区間があります。スキー場への道は、大きく2つあります。①県道43号線をそのまま進み藤原ダム方面へ登るルートと、②粟沢の信号を左折して水上キャンプ場方面へ進むルートです。①前者の県道43号線は道幅が広く勾配がゆるやかですが遠回りになります。②粟沢の信号を左折するルートは最短ですが斜度がきつめの道路になります。
- 駐車場にもロードヒーティングあり、「日帰りセンター」前の駐車場に停めましたが、ごらんのとおり、朝に積もっていた雪が帰ることには溶けてなくなっていました。
誰におすすめ?
- 中上級のスキーヤー/ボーダー:非圧雪2本+急斜面で**“小さく強い”**。短い回転で密度の高い練習ができます。
- レディースデーがあり、女性はリフト券が無料になる曜日があります。レストラン「MAGUNORIA」のバイキングも女性ユーザーを意識したメニュー展開になっています。
- 家族・キッズ:緩斜面とワイドバーンが豊富。キッズパークは2か所、雪あそび系アクティビティも多く、“滑らない家族”も退屈しづらい。
- カップル&一人旅:上部の展望はご褒美。空いている時間帯に枝分かれルートを変えながら撮影と滑走を両立しやすい。
まとめ
水上高原スキー場に行くならまずは「水上高原ホテル 200」。リーズナブルなうえにゲレンデに直結でとても便利。
水上高原スキー場のすぐ近くにはペンションが集まったペンション街もあります。近隣のホテル、お宿はこちらから検索できます。

