「ふじてんスノーリゾート」はどのようなスキー場かご存知でしょうか?
この記事では、ふじてんスノーリゾートにスキーまたはスノーボードに出掛けてみようと考えている方に参考になるように、ガイドブックには書かれていない特長や魅力、デメリット、そのほか気付いたことをレビュー解説しています。
さらに、通常よりもお得にふじてんを利用する方法も解説しています。
ふじてんスノーリゾートのゲレンデ情報
ふじてんスノーリゾートのゲレンデ情報です。
ふじてんスノーリゾートの特長
首都圏から約100分
ふじてんスノーリゾートは、山梨県南都留郡(みなみつるぐん)鳴沢村という、富士山の北側の麓にあるスキー場です。
首都圏からは、車で中央自動車道→東富士五胡道路(富士吉田IC)を使って、約100分(1時間40分)でのアクセスが可能です。
首都圏からとても近いスキー場なのです。
さらに、比較的道路に雪がないことが多いため、雪道に不安な場合でも運転しやすい傾向があります。(ただし、万一に備え冬用タイヤの装着は必要です)
富士山を背に滑る
ふじてんスノーリゾートは日本の最高峰である「富士山(標高 3,776m)」の麓にあります。
ロケーション的に、富士山の頂きを背にしてゲレンデが開かれています。
なので、富士山の山頂の反対方向に向かって滑るような斜面になっています。
富士山の姿をバックに滑ることのできる数少ないスキー場のひとつです。
ですが、いつでも「富士山」を見られるわけではありません。
雲り空の天気では、富士山が雲に隠れて見えないこともあります。
高い晴天率
ふじてんスノーリゾートの晴天率は80%と言われ、これは各地のスキー場の中でも高めの晴天率となっています。
スキーやスノーボードをするには、吹雪よりも天気のいい日のほうが滑りやすいので、天候を重視する場合には、ふじてんはおすすめです。
小さいながら、いろんなニーズを満たす
ふじてんスノーリゾートは小規模のスキー場です。しかし、ファミリー層から上級者まで幅広く対応できるようなコース設計になっています。
- 子ども向けのそり遊び中心の「ちびっこ愛ランド」
- 入門者、初心者には「ファミリーコース」
- 初心者・中級者には「スラロームコース」「ダイナミックコース」
- 上級者には「ダウンヒルコース EAST/WEST」「チャレンジパーク」
- フリースタイル スノーボーダーのための「スノーパーク」
- モーグル練習コース(コブ斜面)がある
- スキー、スノーボードをしない人向けの富士山展望台がある
たとえば、ファミリー層には「ちびっこ愛ランド」という「子ども専用」のゲレンデがあります。
ほかには、フリースタイルのスノーボーダー向けには、スノーパークが設営されています。
「スノーボード専用」コースとなっていますが、フリースタイルスキーは滑走が認められています。
ふじてんスノーリゾートには、モーグルバーン(コブ斜面)が2ヶ所あります。
そのうちの「チャレンジモーグル」がコチラです。そこまでキツい斜度ではありませんが、コブの雪質は固いです。
写真右に見えるリフト乗り場は、パノラマリフト(ペア)の乗り場です。
もうひとつは、ダウンヒルコースEASTの最上部に「コブコース」があります。
コチラは斜度32度の急斜面につくられたコブなので、コブ斜面に慣れている上級者向けのコースです。
お得に利用する方法
ふじてんスノーリゾートをお得に利用する方法は、「メンバーズカード」をつくることです。
メンバー登録時に、\500円の費用がかかってしまうのですが、リフト券(1日券)が\1,000円引きとなるため、はじめて「ふじてんスノーリゾート」に行く場合であってもお得になります。
さらに、ゲレンデのセンターハウス2Fのレストラン「ヨーデル」で20%割引きとなったり、次回以降の土日の駐車料金(\1,000円)が無料となるなど、割引特典が多いのです。
登録方法は、事前にWebから仮登録をしておいて、当日に受付で入会金を支払って本登録となります。
使用方法は、スマホのメンバーズカードの画面を、リフト券購入時や食事代の支払い時に見せるだけです。
はじめて行く場合でも、リフト1日券で滑る場合は、その日からお得になるので、メンバーズカードに登録をしておいて損はないです。
感染症対策は?
ふじてんスノーリゾートのウィルス感染症対策は、このようなものがありました。
- リフト乗り場などでは、マスクの着用が必要です。
- レストハウスのテーブル席は、飛沫感染防止のため、ついたてが設置されています。
リフト乗り場に、マスクを着用せずに通ると、係員の方にマスクの着用を促されます。
通常のマスクでスキーをすると、ゴーグルの内側が自分の吐いた息で曇ってしまったり、自分の息に含まれる水蒸気が結露してぐじゃぐじゃになったりします。
なので、バラクラバやスポーツ用マスクなどを活用して滑ることをおすすめします。
スキー場内のすべてのレストハウスでは、テーブル席がついたてで仕切られており、左右前後の人の顔が見えないような状態になっています。
しっかりと感染症対策が施されていますので、安心して食事や休憩ができるようになっています。
ふじてんのデメリット
天然雪でないが…
デメリットというわけでもありませんが、ふじてんスノーリゾートの雪は、ほぼ人工雪で天然雪で滑られる機会は少ないです。
ただ、人工雪といっても、サラサラで転んでも痛くなく、なんら問題はない雪質です。
上級者コースの上部は、アイスバーンになっていてガリガリ斜面の箇所が少しありますが、ゲレンデ全体の雪質は悪くありませんでした。
しかし、天然雪のパウダースノーや、フカフカの深雪を滑りたい場合は、ほかのスキー場をおすすめしておきます。
ハーフパイプはない…
フリースタイルのスノーボーダー向けのスノーパークのアイテムには、ジャンプ台やレールが設置されています。
しかし、「ハーフパイプ」はありません。
なので、「ハーフパイプ」のトリックを練習したい場合は…できません。
食事が…?
ふじてんスノーリゾート内には3か所のレストハウスがあります。
センターハウスの2階に「レストラン ヨーデル」、1階にラーメンなどの麵類のある「食事処 ケルン」、そして、上部のコース途中に「レストラン もみの木」があります。
コチラは「ヨーデル」と「ケルン」のあるセンターハウスです。
「レストラン ヨーデル」では、ふじてんスノーリゾートの「メンバーズカード」の提示で20%割引になる特典があります。
そこで、ヨーデルのおすすめメニューとされていた「月見からあげ丼」を食べてみました。
味は…、もうちょっと改良の余地がありそうな…感じでした。
唐揚げの食感がチキンナゲットのような感触で、好みが大きく割れる食感だと思いました。
でも、唐揚げの下に海苔が敷いてあって、タレの味はまぁまぁです。
おすすめな食べ方は「マヨネーズ」をちょい足して食べることです。
「マヨネーズ」は小分けパックで箸やスプーンの横に置いてあります。