屋外イベントやキャンプやバーベキューで屋根の代わりとなり、気軽に設置できるのがタープテントです。
しかし、屋外での強風や、運搬中の振動で壊れやすい要素があることも事実です。
では、どのようなタープテントが壊れにくい構造で、頑丈なタープテントなのでしょうか。
この記事は頑丈で壊れにくいタープテントの条件とおすすめ製品を解説しています。
◆タープテントの壊れやすさ
タープテントの形は様々ありますが、価格面から種類分けすると、テントを支える支柱が簡易で価格を抑えた製品(~概ね1万円程度)と、テント中央部に支柱を設けるなどして強度を高めた対策によって価格が高くなった製品(3万程度~10万円台まで)に種類分けできます。
この記事では、主に前者である「テントを支える支柱が簡易で価格を抑えた製品(~概ね1万円程度)」の中で、より頑丈で壊れにくいテントを見分けるための条件を解説しています。
タープテントは屋外で使うため、風・雨の影響を直接受けるだけではなく、紫外線による劣化や、運搬中・組み立て中の接触など壊れる条件が多彩です。
なので、壊れにくいテントの条件はそれらの壊れる原因をなるべく低減した製品が相対的に壊れにくいテントだと言えます。
そうは言ってもタープテントは構造的に壊れやすいもの。台風のような暴風や、冬季の積雪の重みに耐えるような強度までは想定していませんので、使うときには注意は必要です。
次に、壊れにくく破損に強いタープテントを選ぶ条件について解説します。
◆風を逃がす構造であるか?
タープテントは屋外に設置するため、風の影響を直接受けてしまいます。
テントの屋根部分の構造が、三角錐の頂点部分にベンチレーション(空気を通す抜け穴)が備わっていると、風をうまく受け流すことができ、強風にも耐えることができます。
逆に、ベンチレーションがないと、テントが下方から上方に向かう風を受けたときに風圧の逃げ道がなくなりテントが転倒したい、吹き飛ばされる可能性が高まってしまいます。
この転倒や吹き飛ばされたときの衝撃でテントの支柱が折れ曲がったりします。なので、ベンチレーションがあるテントが結果的に壊れにくいテントということになります。
◆支柱の材質がスチールであるか?
タープテントの骨格に当たる部分の材質は、主にスチール(鉄)とアルミニウムの2種類があります。
スチールは硬くて丈夫で、アルミニウムはスチールに比べると軟らかい性質があります。
アルミの方がスチールよりも軽い材質なので、アルミのテント方が持ち運ぶときの労力は少なくなりますが、破損に対する強さという点ではスチールに軍配が上がります。
◆UVカット加工、耐水加工
タープテントは常に屋外使うものなので、テント屋根部分は強い日差しによる紫外線での劣化や、突然の雨によって濡れることでも徐々に劣化していきます。
そのため、テントにUVカット加工+耐水加工が標準で施されているものがより傷みにくく、壊れにくいテントだと言えます。
◆頑丈で壊れにくいタープテントのおすすめは?
タープテントは様々なメーカーが製造・販売していますが、価格がリーズナブルで頑丈で壊れにくい製品として、これまでに述べてきた条件を満たす製品をおすすめします。
テントのサイズはどれもゆとりのある3m×3mサイズです。
①カンタンタープシリーズ
テントを支えるフレームの可変部分に独自の補強パーツを追加することで、より壊れにくいテントに仕上がっています。
国産のタープテントで、壊れにくさと組み立てやすさを両立した部品には特許技術が使われています。
もし、
「日本製の製品で、信頼できるメーカーのモノがいい!」
と考えているのであれば一番おすすめしたいのが「カンタンタープ」シリーズです。
②モダンデコ(AND・DECO)のタープテント
モダンデコのタープテントはベンチレーションが付いており、スチール製で、壊れにくい条件は満たしています。
テントを固定する「ペグ」と呼ばれる固定具と、ペグを地面に打ち込む「ハンマー」を付属するかどうかを選べることも特徴のひとつです。
「ペグ」や「ハンマー」などが既にあって購入が不要な場合には、楽天市場のショップに行けば、テント本体のみを購入することができます。