【登山ウェア】パタゴニアはどんなブランドなの?

アウトドアグッズ
スポンサーリンク

 

パタゴニア』(Patagonia)というアウトドアブランドをご存知でしょうか?パタゴニアをよく知らない人向けにパタゴニアの歴史や企業風土、パタゴニアのすごいところ、おすすめのウェアを紹介します。

 

スポンサーリンク

 

■パタゴニアの基礎データ

  • 所在国:アメリカ、カリフォルニア州
  • 創業:1973年(昭和48年)
  • 日本法人の所在地:神奈川県横浜市戸塚
  • 直営ショップ
    北は北海道、南は福岡まで全国に約20店があります。都市部だけではなく、神奈川県の鎌倉や長野県の白馬のように自然の多い場所にも店舗があるのが特長です。
  • 『パタゴニア』の意味
    元々は南アメリカのコロラド川より南の地域を意味する言葉。
    それが、1970年頃のアメリカではシャングリラのようなどこか遠方にある理想郷というイメージだったと言います。つまり、パタゴニアはどこか遠くにある理想的な風景を意味しています。

 

■パタゴニアの歴史

パタゴニアの前身

実はパタゴニアには前身となる会社が存在します。パタゴニアの前身は、シュイナードイクイップメントというクライミング用品を製造するアメリカのメーカーです。創業者は、イヴォン・シュイナードという人で、創業は1965年(昭和40年)のことです。

 

クライミング用品の製造

パタゴニアの前身であるシュイナードイクイップメントでは、創業当時ピトン(ハーケンやペグとも言う)と呼ばれる岩壁を登る、いわゆるロッククライミング時に使う岩板に打ち込む金属製の固定具を製造していました。その他にもハンマーなどのロッククライミングに使う道具を製造していました。
しかし、ピトンで登るロッククライミングは岩に打ち込むことで少なからず岩壁にダメージを与えてしまいます。クライマーの数が多くなればなるほど、岩壁は砕かれボロボロの状態になっていきます。そこで、シュイナードイクイップメントはピトンの製造を取り止め、代わってナチュラルプロテクション(岩を傷つけずに取り付け、取り外すことができる固定具)を考案し、製造していく判断をします。

今ではシュイナードイクイップメントという社名はありません。しかし、ブラックダイヤモンドという社名でシュイナードイクイップメントの技術と思想を引き継いで今に至っています。

 

パタゴニアの誕生

シュイナードイクイップメントでは、1960年代にヨーロッパやオーストラリアからアウトドアウェアを輸入・販売する事業も展開していました。
しかし、最高の品質のウェアを届けたいとの想いから自らウェアの製造をするようになります。

1970年頃のシュイナードイクイップメントはピトンやナチュラルプロテクションなどのクライミング用品の製造で確固たる地位を築いていました。そのため、シュイナードイクイップメントとしてウェアを製造するアイディアもありました。しかし、シュイナードイクイップメントのクライミング用品のイメージはそのままに、またウェアを登山用だけに限定したくないとの考えで、新しいブランドが必要になりました。そして、『パタゴニア』というブランド名で登山だけに留まらないアウトドアウェアを製造していくことになります。

つまり、パタゴニアは、誕生したときのコンセプトがウェアを専門に取り扱うブランドだったのです。しかも、登山だけに留まらず、サーフィンやスキー、カヌーやサイクリングなども含めたアウトドアウェアをターゲットとしていました。

 

経営の危機

パタゴニアはアウトドアブランドであると同時にファッションブランドとしての人気も集め、急成長を遂げた時期がありました。しかし、1991年のアメリカで起こった景気後退と取引先銀行の買収の影響によって、パタゴニアは経営の危機に陥ってしまいます。その時は、負債の返済のために、社員の約20%をリストラし、大幅なコスト削減を断行せざるを得ませんでした。この経験によって、企業として成長も負債も大きく持ち過ぎず、ほどほどに抑えることが賢明であると、その後の経営指針に影響を与えました。

 

スポンサーリンク

 

■パタゴニアの企業風土

パタゴニアの企業風土はとてもユニークで変わっています。

  • 社員は波が良いときにいつでもサーフィンに行くことができます!
    パタゴニアの社屋はどれも波が見える海沿いに建てられています。これは、社員が波を見て好きな時にサーフィンできるようにするためです。しかし、たとえ波が良くても、決められた作業をやらずにサーフィンできるのでしょうか?それは、例えば残業したり土日に出勤したりしてリカバリすればいいだけです。むしろ、「波がいいのになぜサーフィンに行かないのか?」という企業風土です。さらに、波を見てサーフィンに行くためには日頃から周囲との関係を密にするコミュニケーションや自分の仕事の管理を行う自主性が必要とされるところが背景にあります。
  • パタゴニアの求人方法は独特で、理にかなっています。パタゴニアで働く人は、登山やキャンプなどのアウトドアを通じて知り合った友人知人に声をかけて働きたい人を募っているのです。
  • 服装は原則自由です。パタゴニア製品を愛用している人も多いようです。
  • 社内に託児所が設けられています。有料ではあるけれども、他のどの託児所よりも低額で充実した教育が受けられ、もし何かあれば親御さんがすぐに駆け付けられる託児所が職場内に設けられています。

『パタゴニア』の企業としての考え方や経営方針が気になる場合は、以下の本が参考になります。

↓コチラは、Kindle版です。

 

■パタゴニアの特長(すごいところ)は?

レイヤリングの概念を初めて世の中に提案

今では広く知られるようになった登山の服装を肌に直接触れるベースレイヤー、中間着のミドルレイヤー、雨や風の侵入を防ぐアウターレイヤーに分ける「レイヤリング」という概念は、パタゴニアが考案し、世に提案したことが始まりだそうです。

 

オーガニックコットンを使った製品を世界で初めて製造

オーガニックコットンとはどのようなコットンかご存知でしょうか。簡単に言えば農薬を使わず自然にも栽培する人や土地にも負荷をかけない方法で育ったコットンのことです。

オーガニックコットンの栽培は農薬を使わない代わりに虫取や雑草取りは人手になるため、逆にコストがかかります。それをビジネスとして成立させたのがパタゴニアです。今では、パタゴニアで製造されるすべての綿製品がオーガニックコットンが原料になっています。

 

自然環境にストレスがかかる製品は創らない

シュイナードイクイップメント時代のピトンからナチュラルプロテクションに変更するエピソードや、オーガニックコットンのエピソードに見られるように、パタゴニアでは自然環境にストレスがかかる製品は自ら製造しなくなる傾向があります。利益を追求する企業であれば、自らの判断で主力の製品の製造を中止することや、利益につながるかどうか分からないオーガニックコットンの開発は敬遠されがちです。しかし、パタゴニアはあえて自然環境へのストレスを重要視し、自然へのストレスを最小限に抑える努力がなされています。

 

売上金の1%を世界中の環境保護団体に寄付

パタゴニアは売上金の1%(もしくは利益の10%のどちらか高い方)を世界中の環境保護団体に寄付をして支援をしています。独特なのは、どこか1団体に寄付するのではなく、草の根的な小規模の数多くの団体に寄付をしている点です。

 

■パタゴニアのおすすめ製品

フリース R1

パタゴニアはフリースの元祖を開発したとも言われます。そのパタゴニアのR1は、登山向けに軽さと温かさ、着ごこちの良さを兼ね備えたこだわりのフリースです。

 

 

■まとめ

  • パタゴニアは、シュイナードイクイップメントを前身に持つ、アウトドアウェアに特化したブランドです。
  • パタゴニアの企業風土はいつでも社員がサーフィンに行くことができる風土です。
  • パタゴニアは自然環境への影響が最小限となるように企業活動をしています。

 

 

コメント