登山用品ショップに行くとまず目に留まるのが、ずらりと並んだリュックサック(バックパック)ではないでしょうか。
登山用のリュックサックを製造しているブランドやメーカーは実にたくさんあります。
そこで、この記事では、登山用のリュックサック(バックパック)を製造しているメーカーやブランドの中からおススメの11ブランド(メーカー)を紹介しています。
mont-bell(モンベル)
mont-bell(モンベル)は世界に誇る日本発の総合アウトドアメーカーです。機能・性能に優れるにも関わらずリーズナブルなところが嬉しい。
登山リュック(バックパック)のラインナップはめちゃくちゃ豊富です。機能、デザイン、サイズのバリエーションが多数あるため、いろんなニーズを満たしてくれるメーカーでもあります。
ディナリ パック 25L
フレンチガイドパック25L
バーサライト パック 30L
バランスライト 30L
ストライダーパック 30L
THE NORTH FACE(ノースフェイス)
THE NORTH FACEは、1964年(昭和39年)にアメリカ、サンフランシスコで創業した、総合アウトドアメーカーです。
創業当初は通信販売と小売業として、ロッククライミング用品やキャンプ用品を販売していました。創業から2年後の1966年(昭和41年)に、一番最初のTHE NORTH FACEのショップがサンフランシスコのノースビーチにオープンしました。
当時は、バックパックとスキー用品を扱う比較的小さなショップでした。その後、テントや寝袋、登山ウェアなども製造し、規模も知名度も拡大していきます。
THE NORTH FACEは2000年(平成12年)にアメリカのVFコーポレーションに買収されています。VFコーポレーションは、ジーンズのLeeやスニーカーのVansを抱えている総合アパレルメーカーです。
現在では、ウェア類をはじめとして、バックパック、タウンユースのスニーカーなどアパレルアイテムも製造しています。「THE NORTH FACE 保証制度」という独自の製品保証の制度があることも特長のひとつです。
Millet(ミレー)
Millet(ミレー)の歴史は随分と古く、1921年(大正10年)に創業とされています。創業当初は、キャンバス生地のトートバッグの製造を行っていたようです。
その後、1945年(昭和20年)から登山用品の開発にシフトし、登山用バックパックの開発を開始しました。ナイロン素材を使用したバックパックやGore-Tex被膜を使用した高機能ダウンの製造など新しい素材や技術を導入し、最先端の製品を生み出していました。
その後、1995年(平成7年)ラフマ(フランスの総合アウトドアスポーツメーカー)の傘下に入りますが、ミレーブランドとして今に至っています。
ミレーは創業当初からバッグ専門のメーカーであり、洗練されたデザインのバックパックは今も尚、人気を博しています。
deuter(ドイター)
ドイターはドイツのアウクスブルクで、1898年(明治31年)に創業したリュックサック(バックパック)専門のメーカーです。
特長は、世界初の背面にメッシュパネルを張ることでリュック本体と背中の間に空間を設け、通気性を高めたリュックサックを製造したメーカーです。この発想は、今では他のメーカーでも採用されています。
MAMMUT(マムート)
MAMMUT(マムート)は1862年(明治5年)にスイスで創業した登山用品メーカーです。
OSPREY(オスプレー)
OSPREY(オスプレー)は1974年(昭和49年)に創業した、アメリカのバックパック専門メーカーです。背負い心地とフィッティングを追求した独特な製品に人気があります。
Karrimor(カリマー)
Karrimor(カリマー)は1946年(昭和21年)にイギリスのランカシャーで創業したリュックサック(バックパック)やウェア類を製造するメーカーです。
創業当初は、サイクルバッグを専門に製造していましたが、頑丈で使いやすいバッグが登山者に受け、登山用のリュック製造に切り替わっていきました。
ちなみに、カリマー(Karrimor)の由来は、英語の“Carry more”(もっと運べる)をもじったと言われています。
Gregory(グレゴリー)
Gregory(グレゴリー)は、1977年(昭和52年)にアメリカで創業したリュックサック(バックパック)専門のメーカーです。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)は1989年(平成元年)にアメリカ、カリフォルニアで創業した、登山用品メーカーです。
あのパタゴニアとも関係が深いメーカーです。
Haglöfs(ホグロフス)
Haglöfs(ホグロフス)は、なんと1914年(大正3年)にスウェーデンで創業したアウトドア用品メーカーです。主にリュックサック(バックパック)やウェア類を製造しているメーカーです。
Columbia(コロンビア)
Columbia(コロンビア)は、1938年(昭和13年)にオレゴン州ポートランドで開業した帽子問屋が創業とされています。当時はコロンビアハットカンパニーの社名でした。
その後、スキーグローブ製造会社と合併し、1960年にコロンビアスポーツウェア社が誕生したという経緯です。Columbia(コロンビア)は主にウェア類が人気のあるメーカーです。
リュック選びのポイント
- 登山用のリュックサックにはモデル名に「数字+L」が入っている場合が多いです。Lはリットルでリュックサックの容量(嵩)を示す値です。容量別の山行スタイルは以下の通りです。
20L~28L | 防寒着が不要な夏季の低山登山、日帰り登山向け。 |
30L~35L | オールシーズンの日帰り登山向け。山小屋利用で1泊までいけるサイズ。 |
38L~45L | 山小屋1~2泊、装備の多い冬場の登山、道具が軽量な前提でのテント泊登山 |
50L~60L | テント泊1~2泊登山、防寒着が必要な厳冬期登山 |
- 登山用リュックサックには女性向けモデルがある場合があります。女性モデルは、男性に比べ小柄な体格なケースの多い女性にフィットするように独自に設計されたモデルです。
- 35L以上のやや容量が大きめのリュックは、実物の製品を背負ってみて、肩・背中・腰のフィット感を確認して購入することをおすすめします。理由は、肩・背中・腰の身体へのフィットのバランスによって、同じ重さのリュックであっても、感じる重さや歩きやすさ、そして長時間歩いたあとの疲労感が変わってくるからです。