【富士山】登山初心者の費用は?何にいくらかかる?

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富士山の登山で、登山初心者の場合は日帰り登山ではなく山小屋を利用した1泊2日登山をおすすめします。

富士山の登山で山小屋で1泊する登山の費用の総額はひとり当たり、2万円~2万5千円です。

総額と言っても、登山の装備にいくら使うのか?食事は現地で調達するのか?などによって総額は変わってきますので、あくまで一例として挙げています。

登山初心者の場合、これから購入やレンタルしないといけない登山装備の数や種類によっても費用感は変わってきます。

さらに、富士山の登山はマイカー規制により五合目の登山口までシャトルバスを利用したり、トイレがチップ制だったり、こまごまとお金がかかってきます。

この記事では、実際に富士山に登山したときにかかった費用の総額と、何にどれくらいの費用がかかるのかを詳しく説明しています。

富士山登山にかかる費用

富士山五合目からの登山、山小屋利用の1泊2日の行程で実際にかかった費用コチラです。

自宅~富士山山麓駐車場までの交通費は除外しています。

「装備レンタル代」「食事代」は各々で個人差が大きくなる項目となるため、あくまで参考として見てください。

「通行料」は吉田ルートで富士山登山する場合のみ必要となる料金です。富士宮ルートなど他のルートで登山する場合は必要ありません。

山小屋宿泊費(富士山八合目 元祖室)\12,000
装備レンタル代(ヘッドライト、レインウェア)\3,950
シャトルバス(往復)\2,500
富士山山麓駐車場の駐車代\1,000
富士山保全協力金(任意)\1,000
トイレ利用料(チップ制)\300×4回分\1,200
食事代(1日目の昼食、2日目の昼食など)\2,000
通行料(吉田ルートのみ)\2,000
合計\25,650

富士山の山小屋宿泊費

富士山にはじめて登山する場合、登山初心者の場合は、山小屋を利用する山小屋1泊登山を断然おすすめします。

朝一から登山を開始して夕方に下山してくる日帰り登山はできなくもないですが、休憩を含まない標準タイムで10時間15分(登り:6時間10分、下り:4時間)をぶっ通しで歩くことになるため、相当な健脚向きです。

山小屋1泊を利用することで、体力が回復できたり、高山に体が慣れる時間がとれたり、精神的にも安心できるなどの恩恵がいろいろあります。

寝床スペースは大人ひとりが横に寝転んでいられるスペースで、隣とはカーテン1枚の仕切りのみです。

たいていの山小屋では枕と毛布とシュラフが用意されています。

富士山 登山 山小屋 寝床

富士山の山小屋は4つの登山道に沿っていくつもあり、相場はひとり1泊\10,000~\13,000円です。

たいてい夕食と翌朝の朝食 or お弁当が付きます。

夕ごはんのメニューは、カレーや牛丼が多いです。

富士山では水がたいへん貴重なのでお風呂・シャワーはどこの山小屋でもありません。

歯みがきは洗面できる洗い場のある山小屋と、洗い場がなく歯みがきが実質的にできない山小屋にわかれます。

スマホの充電は基本的にできるところが多いです。充電方法は各寝床スペースにACコンセントが備えられる山小屋やポータブル電源が共有スペースに設置されていてそこで充電する場合もあります。

トイレはチップ制で\100~\200ですが、宿泊者は無料(宿泊料金に含まれる)ことがほとんどです。

装備レンタル代

富士山の登山に関わらず登山にはある程度の装備が必要です。

登山ザック、登山靴、帽子、トレッキングポール、水筒、レインウェア、サングラス、ヘッドライト・・・など、いろいろな装備が必要ですし、ある方が安全・快適に登山ができます。

普段から登山をする人でも登山がはじめての人でも、今後使う予定のなさそうな装備は買い揃えるのかどうか悩まれると思います。

そうしたときに、装備レンタルを利用してみるのがおすすめです。

僕の場合、レインウェアとヘッドライトは利用しない登山・トレッキングが多いため、装備を持っていませんでした。

そこで、レインウェアとヘッドライトだけはレンタルして富士山に登山しました。

借りた店舗は、富士山五合目・吉田ルートの店舗でしたが、借りる時も返却するときも手続きがスムーズで、富士山五合目の現地店舗で借りた方がお手軽で、お得なのでおすすめです。

なお、富士山五合目・富士宮ルートにも店舗があります。

もちろん、レインウェアやヘッドライト以外のあらゆる登山用品のレンタルが可能です。

登山初心者の場合で登山装備をレンタルする場合は、\12,000円くらいの料金になります。レンタル装備の内容は、登山靴、ザック、レインウェア、トレッキングポール(ストック)、ヘッドライト、ゲイター(ショートスパッツ)です。

料金は増えますが、もっとレンタル装備を増やし、登山用ズボンやフリース、伸縮性タイツなども加えることもできます。

登山道具のレンタルはこんな方におすすめです。

  • 持っていく荷物をなるべく減らしたい
  • 1回こっきりの登山なので道具代は安く抑えたい
  • たくさんの登山道具を買いそろえる手間を省きたい
  • 登山道具を実際に買うに使ってみて比較検討したい
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レンタルできない装備で自分で用意した方がいいものは、靴下とインナーウェア、そして水筒です。

靴下はスポーツ用のやや厚手で速乾性のある靴下であれば代用可能です。もし、持っていなければ用意した方がいいと思います。登山用の靴下の選び方やおすすめはコチラをご覧ください。

登山のインナーウェアはベースレイヤーとも言います。

インナーに関しては長袖がおすすめで、薄手で長袖で速乾性のあるものがおすすめです。登山用のインナーウェアの関してはコチラの記事が参考になります。

水筒は最悪、ペットボトルでも大丈夫です。しかし、持ち運びや給水のしやすさを考えると、用意しておくのがおすすめです。

シャトルバス

富士山の五合目までの道路は例年マイカー規制が実施されます。

マイカー規制期間は、一般個人の車両は通行することできません。

そのため、富士山に登るために五合目まで行く場合には、バス・タクシーなどの公共交通機関を使うこととなります。

富士山の山頂に登るルートは4つありますが、どのルートでも?マイカー規制がしかれます。

シャトルバスは富士山の五合目と山麓にある駐車場を結んでいます。

シャトルバスは運行時間がありますので、早朝や深夜に富士山五合目に行くにはタクシーを利用します。

しかし、タクシーの方がシャトルバスよりも割高になります。

富士山山麓駐車場の駐車代

富士山の五合目までの道路は夏の登山期間中はマイカー規制がしかれます。

そのため、マイカーで富士山に向かう場合は駐車場に停める必要があります。

富士山 登山 駐車場 料金

近隣のどこの駐車場に車を停めてもいいのですが、基本的にはシャトルバスが発着する最寄の山麓駐車場に停めるのが便利です。

富士山保全協力金

富士山に登ると五合目~六合目の何ヶ所かで富士山保全協力金の支払いのお誘いを受けることがあります。

これは寄付金にあたり、支払わなくてもいいのですが、支払うと富士山保全協力者証の木札と富士登山のアドバイスブックをもらう事ができます。

木札は裏に登山日のスタンプた押せたり、富士山頂上の神社で記念の焼き印を入れるときに使えます。

アドバイスブックには富士山登山に関する

富士山保全協力金は千円で、現金のほかクレジット支払いも可能です。

富士山 登山 富士山保全協力金

それから、木札を目立つところに付けて歩くと、それ以降は協力金のお誘いを受けることがなくなるというメリットもあります。

トイレ利用料

富士山の登山道には、登山道としてはたくさんのトイレが設置されています。

富士山の登山道のトイレはチップ制で利用するのにお金がかかります。

トイレの脇に「トイレチップ\300円」と書かれています。

支払いについては、「チップ」と言うニュアンスの通り支払いをしなくても利用できるトイレと、人やゲートがあり、お金を支払わないとトイレ利用ができないトイレの2種類あります。

なので、基本はトイレチップが必要と考えて、富士山の登山には小銭(100円玉)もいくらか持っていくと便利です。

富士山 登山 トイレ

食事代

富士山の五合目には飲食店が多数あります。登山道にも山小屋で飲食物を購入することができます。

富士山の登山で山小屋を利用する場合は、夕食と翌日の朝食が宿泊料金に含まれる場合が多いです。

そのため、1泊2日の富士山登山の場合は、登山1日目の昼食と翌日の昼食などは自分で持っていくか、現地調達することとなります。

登山がはじめての場合やザックが軽い方が良いという場合は食事を現地調達するのもおすすめです。

富士山の五合目の飲食店や登山道には意外とたくさんのメニューがあるからです。

ただし、富士山の登山では、高くなればなるほど、料金も高くなっていく傾向があるため、注意が必要です。

たとえば、NISSIN カップヌードルは七合目にある富士一館では\600円です。

もちろん、お湯を入れてもらえて、お箸ももらえますし、食べ終わったらゴミも引き取ってもらえます。

それでも、富士山七合目の景色を見ながら食べるカップヌードルはまた格別です。

まとめ

【富士山】山小屋泊登山にかかる費用の総額は?
  • 富士山の登山の場合、装備を持っていなくても手軽にレンタル可能です。五合目の登山口で借りて登山が終わったら返却もできて便利です。
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